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泉美木蘭
2025.4.21 00:18お知らせ

「ウクライナ戦争と国際法の行方」おもしろかった!

ゴー宣道場「ウクライナ戦争と国際法の行方」、ネットで視聴しました。
前半から井上達夫先生の怒りがものすごく激しくて、
怖いけど面白い議論だなあという感覚で引き込まれて聞いていました。

中途半端な停戦に留めてしまうと、
プーチンの侵攻を止められないばかりか、
かえってウクライナ国内での内戦につながりかねないという話、
朝鮮戦争をどう休戦させたかという話、
「アメリカの属国でありながらアメリカに見捨てられつつある日本」
という姿がプーチンの目にはどう映るのかという話など、
自分がまったく考えたことのない視点が入って、非常に勉強になりました。

かつては「日本はカネしか出さない」と批判されていたのに、
今ではウクライナに対して「カネしか出すな」という態度に変化したこと、
国際社会がそこまで変質したのは、
グローバリズムが浸透したからだという小林先生の指摘には、
目を開かされる思いがしました。
トランプ大統領は、マスコミや知識人から
「不確定要素」「なにを言い出すかわからない」など
“突発的に出現したおかしな奴”として扱われがちですが、
その存在そのものが、グローバリズムの帰結でもあるのだということに
意識が向かないままでは、我が身、我が国をかえりみて、
この先どうあるべきかを問い直すこともできないのではと思います。

ロシア国民への期待感については、
ロシア国内に「プーチンは悪い奴だ」と思う人はいても、
それが連帯して国民的ムーブメントになることなんてあるかなぁ?
という気持ちになりました。

大飢饉になって飢えた人がウロウロしているとか、
ロシア国内に他国の軍隊が侵攻して、
現実的にロシアが敗戦するという局面ならまだしも、
これまでのプーチンは、
反体制派はこれみよがしに毒殺、
反乱を起こしたプリゴジンはヘリごと即撃墜、
無関係の旅客機も間違えて撃墜。
報道で見聞きできる部分だけでも、
「どんな手を使ってでもあからさまに粛清」という構えです。
そこから一転、ロシア国民が石を投げつける日が来るとすれば、
それはもはや、プーチンが肉体的にいよいよ老いぼれたとか、
ネオ・プーチンみたいな手下に謀られた時なんじゃないか?
私にはそんな想像しか浮かびませんでした。

プーチンは「悪魔」の化身であり、
すべてをカネに変えてしまったグローバリズムに身をゆだね、
浮かれたまま、虐殺される他国の一般市民を見ても「カネ」しか
思い浮かばない世界そのものが「悪」だとも思えてきます。

さいごに…
安倍晋三がプーチンを招待した山口県の温泉宿ですが、
プーチンが来日する前に、ロシアのSPがどっとやってきて、
館内を徹底的に調べた末に、「ここは床が畳だからダメ」となり、
板敷きの別の宿に変更になったそうです。
畳だと、毒針を仕込まれて暗殺対策が難しいからですって。
そして、プーチンが宿泊した宿の厨房は、毒殺対策のために、
プーチンが用意した料理人らに占拠されてます。
ぜんぜん、おもてなすぃになってません!

体調を知られないように、滞在中の糞尿は一滴も残さないよう
ロシアへ持ち帰ったらしいので、温泉なんかのんびり入って
気持ちよくなったとは到底
思えないです・・・。

そんな「温泉接待」で北方領土が取り返せると思っていたバカが
いっぱいいるんだから、信じられないですね。

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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