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大須賀淳
2025.4.28 17:00その他ニュース

「自称・立法府の長」は「立法事実」を知っていたか?

SPA! 2025年5月6日・13日合併号に掲載されている愛子天皇論・第267章「制度をつくってから該当者探し?」では、旧宮家系男系男子の養子案について、対象者の存在確認という立法事実が無い事が明瞭に喝破されています。

 

立法事実」は、立法目的の正当さを裏付ける事実の事で、立法プロセスの基礎部分となるもの。「制度を作った後に対象者の意思確認」などというのは、手順として真逆であり出鱈目もいい所です。

 

国民から、立法に関する権限を託されている国会議員が、立法事実を知らなくても、知っててとぼけていても大問題ですが、個人的には本当にしらないトンデモ議員もけっこういるのでは…と背筋が寒くなってしまいます。

 

何せ、日本の内閣総理大臣が「私は立法府の長」などと三権分立さえよく解っていないような発言をする位ですから。

 

「議会については、私は立法府の長であります」

内閣総理大臣(当時)安倍晋三

平成28年2016年5月16日 衆議院予算委員会においての発言。

 

実際の発言を、衆議院のWebサイトにアーカイブされている下記動画の2時間33分30秒付近から確認できます。

https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=45876&media_type

 

言った瞬間に、後ろに映ってる石破さんが「え?」という感じでビクッとなるのがちょっと面白い(笑)

 

もちろんこれは誤り。実際には、内閣総理大臣は「行政権の属する内閣の首長」(行政の長)であり、立法機関の長は衆参両議院の各議長です。

 

安倍元首相はこれ以前、及びこれ以後も同じ間違いを発言しています。こんなシビアな部分を繰り返し間違うなんて、自身の権力に過大な全能感があったのでは?と批判されても仕方がないでしょう(だって、仮に東京都知事が「私は神奈川県の長です」なんて言ったら「首都圏全域の長になったつもりか!?」って言われるでしょ?それ位の間違いだもの)。

 

安倍さんは、「立法事実」知ってたのかなあ。

 

さて、上記の動画をちょっと戻してもらうとわかりますが、安倍元首相が動揺して思わずこんな発言をしてしまうほど、堂々たる質問を行った人がいます。山尾志桜里(当時。現・菅野志桜里)氏っていうんですけどね。

 

国会にも、国際社会にもうごめく魑魅魍魎と対等に渡り合えるのは、やっぱりこの人しかいないんじゃないかな?

 

全力で応援するもよし、疑問があれば質問するもよし、ぜひ会場でこの稀代の傑物を目撃しましょう!

 

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大須賀淳

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