NHKスペシャルで「命とは何か」を見たが、細胞内の
働きがよく分かって面白かった。
「命」や「老化」を科学的に分析したら、どう説明
できるのかには関心があるが、延命や老化に抗う方法
などには、全く関心がない。
それは哲学的解釈の方が面白かったりするし、活力の
源泉がミトコンドリアというのも「そうなのか」と
思うだけで、知っても知らなくてもよかったけれど、
「炎のマエストロ」と言われる85歳の指揮者・小林研一郎氏
が最もわしの心を揺り動かす。
85歳で満身創痍で11時間も指揮棒を振る恐るべき気力は
ミトコンドリアだけでは説明できる気がしない。
わしが「負けている」と自覚できる恐るべき情熱だ。
負けているのは負けているのであって、どう言いわけしても
しょうがない。
わしの気力はいつまで続くだろうか?




















