愛子さまトークや愛子天皇への道でも取り上げられていましたが、大阪・関西万博での着物文化発信イベントで、天皇だけが着用を許される「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」風の衣装をモデルが着用した事にSNSで批判が集まり、主催側が謝罪した事が記事になっています。
主催した京都きもの学院京都本校は「国民の皆様が皇室の伝統に対して抱かれる敬意や感情に対し、十分な配慮ができていなかった」とコメントしていますが、大半の国民は好意的に見る事はあっても、こんな偏狭な思いは抱かないでしょう。
これは典型的な「ノイジーマイノリティの所業」と言えます。
大阪・関西万博は何かと批判が多く「叩きやすい」対象ですし、そこに「大衆が皇室の権威を利用」してバッシングを行ったというのが、この騒動の構図だと感じます。
この場合、天皇・皇室の権威を濫用して冒涜しているのは、憂さ晴らし的に炎上に加担している大衆の方ではないでしょうか。
そして、こんな件が批判されるのであれば、先祖が皇族である事を看板にして古墳もどきの墓を売り出し、オプションの副葬品として三種の神器もどきまで販売している輩なんかは、その何倍も大炎上しなくては辻褄が合いません。
万博でのイベントには、日本の伝統文化を世界に発信するという「公」的な意義も存在します。
一方の古墳もどきは、「私」企業が、「私」人の自己満足のために、天皇・皇室の権威を利用した商品。もちろん法律に違反するわけではないので勝手ですが、私の感情としては天皇・皇室を冒涜している行為にしか見えず、軽蔑の念しかありません。
黄櫨染御袍の「炎上」は、伝統・権威をアクセサリーにしたマウンティングで自己満足する行為であり、構造は男系男子固執のマインドと全く同じだと思います。
国民が皇室に抱く敬意や感情は、愛子さまが来訪された時のフィーバーぶりに、何よりくっきりと表れているではないですか。
できれば、十二単ショーの主催側は、一部の「私」による自己満足のバッシングに萎縮せず、より「公」的な意義を高めるようなブラッシュアップを加えて、発信を続けてほしいと願います。






















