山尾さんの選挙運動が始まってから、広井とポカQは
日常のまま、漫画制作に打ち込んでくれているが、
あとのスタッフは、わしも含め、どっぷり選挙運動に
嵌ってしまって、情報収集や情報交換や街頭演説の
応援に行ったりして、非日常を送っている。
わしは『神功皇后論』のための読書と、連載コンテに
集中するのが大変で(これが日常)、やっと本格的に
描き始めた。
よしりん企画では、本来、やらねばならない『愛子天皇論3』
の宣伝とか、まったくやってないし、わしも総合Pも、
「夏祭り」の練習は途絶えたままだ。
期間限定の選挙運動だから(7月20日、投票)、今は
『愛子天皇論3』を売ることよりも、山尾しおりを
当選させることが重要になっても仕方がない。
それでもわし個人としては不満が溜まるので、ひとこと
文句を言っておく。
「皇位継承が男系男子に限るとされたのは、明治の
男尊女卑イデオロギーからで、決して日本の伝統
ではない」というのは、双系派の常識だから、
最終章を読んでも、何の衝撃もなかっただろうが、
男系派は誰も知らないのだ!
明治に発祥した男系男子原理主義の実態はどのような
議論で、決められたのか?
国会議員は誰も知らない!
だから、その議論の経緯を、漫画で詳細に描いたのに、
読者はこの最終章をとっくに知ってる知識として無視し、
男系派に読ませる努力を放棄している。
選挙自体が巨大な祭りであり、非日常だから、みんな
『愛子天皇論3』どころじゃないのだ。
全てを山尾さんに託して、『愛子天皇論3』を無視する
というのが、読者の作戦なのだろう。
総合Pちぇぶは、「ポスターの次はチラシ配りをしろ」
と言う始末で、わしをとことんなめている。
まあ、それでよかよ。
今はとことん非日常に酔え!
わしは日常にがっしり根を張って、孤独な戦いを続ける
のみだ。




















