人々を動員したら、わしには楽しませる責任が
生じる。
秋葉原に行ったら、門下生や公論サポーターや、一般
読者が、集まってくれていた。
山尾しおりが最終目的とは言え、わしが山尾さんを
推す理由を知りたがっていた。
それに応えるのは、わしの責任だ。
小林よしのりを見たくて集まってくれた人は、選挙の
道具ではない。
道具ではないから、楽しませなければならない。
山尾さんには「いつもより長く30分くらい喋ってくれ」
と頼まれていた。
30分で起承転結、完結するように考えてきたことを
一気に喋り抜けた。
そのクライマックスでポンポンとわしの肩を叩き、
妨害した奴がいる。高森氏だ。
クライマックスで妨害されたわしはブチ切れた。
聴衆は目を輝かせて、頷きながらのめり込んで聴いて
くれていた。
少女までがうんうん頷き、わしの言葉を聞いて、
時には爆笑していた。
あとでその子がわしの『愛子天皇論3』を持ってきて、
サインを求めたので、サインしながら「何歳なの?」
と聞いてみたら13歳だと言う!
恐るべき少女である!
次々にサインを求める人が出てきて、山尾さんの
演説の妨げになるから、申し訳ないけど、振り切って、
その場を去ってしまった。
山尾さんの演説は後で動画で聴こう。
わしは薬害エイズ運動をやって、その顛末を『脱正義論』に
描いている。最後は「日常に戻れ!」で締めている。
わしは運動は経験済みなので、強い警戒心がある。
わしは人の背中をヤリで突つきながら、危機感を煽って、
人々を動員することが嫌いだ。
だから、わしは「すでに勝った」と言う。
山尾さんは支持者が緩んだらいけないので、「まだ当選
してない」と言うべきだろう。それは織り込み済みだ。
だが、わしはわしの考えを言ってわしの門下生や読者に、
悲壮感を持たせないように、希望のみで、山尾さんを
応援できるようにヒントを与える。
人々を動員したら、わしには楽しませる責任が
生じる!




















