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トッキー
2025.8.11 12:17

現在ともつながる「卑怯でも勝つ覚悟」を見よ! 神功皇后論 『神に従え! 鴨別』感想ご紹介!

現在発売中!
SPA!8月12日・19日合併号掲載
神功皇后論
『神に従え! 鴨別(かもわけ)
感想をご紹介します!

 

 


 

 

【酔いどれカエル坊主さん】
最新作の神功皇后論「神に従え!鴨別」読了しました。
前回は青年化してパワーアップした武内宿禰の爆誕にド肝を抜かれました。
筋骨隆々の宿禰と若い鴨別のハードな戦いは、少年マンガを見ている気分です。
漢と漢がぶつかり合うガチの勝負は、80~90年代のジャンプさながらの迫力ですね。

ヤマトタケルは、さすがイケメンに描かれています。しかしオウスノミコト時代から計略に長け、ヤマトタケルとなっても神を軽んじるというあたりは、ただのイケメンでなく人間味あふれる悲哀が感じられて良いですね。
細かい部分かもしれませんが、ヤマトタケルに付き従っている従者も表情が豊かで見落とせないポイントですね。

何より外してはならないのは、最も重要な部分は、ラストの神功皇后(タラシヒメ)の言葉でした。
タラシヒメの「ヤマトタケルもあんな卑怯な手」におもわず瞬間的に「えっ」と反応してしまった私は、まだまだヤマトタケルが”正義のヒーロー”の光の部分しか受け入れていなかった、子供時分の頃から成長していない、己の未熟さを痛感した気になりました。
正義のヒーローだから卑怯な手は使わない、という勝手な先入観は、いいかげん放棄せよ、とどこからともなく聞こえてきそうな感じさえ、一瞬だけどしました。
「熊襲には、我らの軍事力ではまず勝てぬ!だからヤマトタケルもあんな卑怯な手を使ったのだ!おまえには、計略で勝つ知恵と度胸があるか!?」瞬時に、よしりん先生の並々ならぬ覚悟を底に見た気がしました。セリフがすべてゴシック体で表されているところも含めて、神功皇后が宿禰と鴨別に語っているシーンなのになぜか愛子天皇の実現に向けての小林先生の本気を垣間見た感になりました。
「卑怯な手」「計略で勝つ知恵と度胸」そういうものを排除してきたのがリベラルでありサヨクなんでしょうかね。それならば極右と言われている勢力には当然、勝てないでしょう。そして愛子皇太子の実現には程遠いかもしれないでしょう。

鴨別が言うように「常人ではない」働きをしなければ理不尽な明治時代のルールが皇室を縛る「男系男子固執」を破り切るのは難しいと、「神功皇后論」を読んでいるのに現代の問題とリンクする内容に出来上がっているのに驚きを感じて、どうしても感想を投稿したくなりました。

あと追記ですが、ミズラ姿のよしりん先生がちょくちょく出てきますが少し厳めしい表情ばかりなので、「恋愛論」で多用された柔らかくて面白くて可笑しい表情のよしりん先生も登場させてほしいです。

 

 

【ひとかけらさん】
竹内宿禰は翁の姿をしていても超人的な力を持つ若者として見ていましたが老人としての限界も見れた回でした。神の力とは老人にも凄い能力を与えるものなのですね。
ヤマトタケルが会った神の猪を見た時に映画もののけ姫に出てくるジンゼイの乙事主を思い出しました。もののけ姫の解説をネット見ると乙事主とヤマトタケルの関係性について述べた箇所が有りました。伊吹山で氷の雨を降らせたのは乙事主だそうです。
神の託宣を身に纏った神功皇后は巫女的な役割も果たしそうですね。
今後も楽しみです。

 

 


 

 

虚心坦懐に『古事記』『日本書紀』を読めば、
疑問は次々に湧いてきます。
結局、ヤマトはクマソを「だまし討ち」
しかできなかったのか?
クマソはそれほどまでに強かったのか?
そこから思考はさらに広がり、
これと過去の膨大な文献学や考古学の
知見とどう整合性がつけて、どのように
日本国家のあけぼのを描き出していくのか、
全く予想がつきません!!

この前代未聞の試みに、
どうぞご期待ください!!

 

トッキー

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