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大須賀淳
2025.8.16 16:42その他ニュース

嚶鳴社「女帝を立つるの可否」の背景がよくわかる論文

先日公開した、「愛子天皇論3」最終章「伝統とは何か」動画バージョンでも、明治時代に嚶鳴社の島田三郎が唱えた女帝否定の論は「現在の男系男子固執派が唱える理屈とほぼ同じ」という箇所は、特に大きな反響を呼んでいます。

 

この部分の元になったのは、明治15年に嚶鳴社が開催した討論会「女帝を立るの可否」ですが、その詳細や、さらなる背景まで記された論文が公開されていました。

 

こちらのリンクから、全文をPDFで読むことができます。

 

著者の大川真氏(中央大学文学部教授)については、今年の2月にも「皇位継承について学術的かつ端的に綴られた良記事」というブログで紹介させて頂きました。こちらで取り上げた記事「皇位継承の歴史を考える」も必見です!

 

とにかく原文を読んで頂きたいので私の余計な説明は省きますが、特に結びの一言


「男尊女卑」という未だ滅亡していない負の「伝統」(悪習)からきっぱりと縁を断ち切って、現在の社会規範を参照にしつつ、未来にわたっても適用可能な皇位継承のルールを作る必要があろう。


こちらに全面同意します!

 

皆さん、ぜひご一読ください!

大須賀淳

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