昨日のライジング「Vol.549「〈戦争省〉が常識なのだ」を読んだ後、当局のWebサイトなどを閲覧してみたら
Webサイトのドメインは既に「war.gov」(.govドメインは米国の行政機関)

Xのアカウントも「@Deptofwar」に。

議会の承認がいらない部分では、もう早々に「戦争省」を〝正式に〟用いているんですね!
省庁みたいな大規模サイトのドメイン変更なんて、ある程度の準備期間が無ければ出来ないはずなので、きっとトランプ再選後の早い時期から内々に準備が進んでいて、 中国の軍事パレードという絶好のタイミングで〝満を持して〟発表したのでしょう。
もはやこれは「トランプの気まぐれ」なんかではなく、国家として行っている「情報戦」「宣伝戦」であり、「軍事的行動」に他なりません。
この現実を見ると、今回のライジングで引用されていた「〝平和〟は二つの戦争の時期の間に介在する、だまし合いの時期」(アンブローズ・ビアス「悪魔の辞典」より)という言葉が、一層の重みを持って感じられます。
平和(という状態)が混乱(という状態)の対極だとすれば、現在の日本は「武力衝突状態」から見れば相対的には平和なのでしょうが、置かれている状況は十分に「混乱寄り」である事は間違いありません。
「思想」には「秩序を得るための方法論」という側面があると思います。ラベルとしての「保守」と「リベラル」が共に空洞化しているのは、現実と徹底的に対峙してそれを希求する事を怠り、思考停止したまま教条・マニュアルと化している状態の表れではないでしょうか。





















