祖母の3回忌できのうから三重。
福岡と比べてずいぶん涼しくて、エアコンいらずだ。
祖母は若い頃からなかなかの大暴れを繰り返してきた人で、気性も荒く、なんやかや激しい思い出の多い人だった。
80代に入ってから、バナナボートにまたがってグアムの海を疾走したり、射撃場で実弾をガンガンぶっ放して興奮していたり。
80代後半で車に轢かれて大腿骨を骨折したときは、これでいよいよ弱ってしまうのかなと思ったら、手術翌日に、足にボルトを入れたまま病院を脱走。
大騒動で捜索したら、自宅でお茶をすすっていた。
「あんな年寄りばっかりの部屋に寝とれるか!」
とぶりぶり怒っていた。
ものすごい毒舌で、おもてじゃ言えない話をガンガン繰り出し、人を笑わせるのがうまいので、いつも呼吸困難になるくらい爆笑させられていた。
その祖母も、90代で認知症が進み、晩年はすべてのことを忘れて、いつもニコニコして「ありがとう、おおきに」とお辞儀している可愛らしいおばあちゃんに変貌していた。
認知症は色々で、暴力性や色情の部分だけが残って、周囲が大変な思いをするケースも少なくないけど、脳のどの機能が残るかというのは、運なのだろうか。
「健康長寿」が絶対正義のような価値観にうっすら覆われていながら、誰もが避けては通れない「脳と身体」の話。
「オドレら正気か?」岡山LIVEの応募しめきりは、明日の正午までです。




















