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笹幸恵
2025.9.25 16:42日々の出来事

『SPA!』倉山記事〜小泉の心配より自分の心配をしたら?

『SPA!』9/30号の倉山記事。
今週は自民党総裁選についての下馬評に終始。
好きだよね〜、居酒屋談義が。

前回の総裁選を振り返り、
小泉がどうの、高市がどうのと分析している風を
装っているが、誰がどんな政策を掲げているか、
それはどんな意義があるのかは一文字も書かれていない。
誰がどんなキャラクターか、誰に誰が味方につくか、
そんな話ばかりで、
競馬予想かと思ったほどだ。

この人、皇統問題でもこれをやる。
中途半端な知識をひけらかして、
あっちの駒をこっちに、こっちの駒をあっちに・・・とやる。
そこにヘリクツを満載させ、エセ尊皇心というふりかけを
たっぷり振りかけて書く才能だけはある。
が、国語力がある人が読めば、すぐにその浅薄さを見抜かれる。
この人は人間を知らない、と。


今週号は、ヘリクツをこねくり回す必要がないから、
ノリノリの競馬予想・・・じゃなかった、総裁選下馬評だ。

ただ究極のところ、言っているのは
「大本命の小泉進次郎がボロを出さないか」
これだけ。

「ボロを出さないかどうか」が最大の焦点。

ボロが出なければ雪崩現象。

上手く当選できても、ボロを出さないで済むか。

言っておくけど、こんな程度なら、
世の多くの人がわかっているから。

今週号で一番驚いたのは、
去年の選挙について、
「本欄では再三、読み方を教示してきた」
と書いているところ。

教示って。
文字どおり教え示すという言葉だけど、
普通は自分が教えるときには使わない。
目上の人に教えを乞うときに使う。
「ご教示ください」が一般的。
上から目線が染みついてると、こういうところでボロが出る。

倉山は、進次郎のボロを心配するより
自分の心配をしたほうがいい。
浅はかさがダダ漏れだ。
そもそも進次郎のボロの話なんか、
「教示」のうちにも入らないから。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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