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泉美木蘭
2025.11.12 18:48

本当に戦争がはじまるまで、そのヤバさに気がつかないバカ

首相の高市早苗を批判しただけで、「左派」「サヨク」と言われるらしい。
小林よしのり氏の昨日のブログ「高市早苗は戦争を起こすか?」で、
『戦争論』や『コロナ論』の読者が
「小林よしのりはもはやサヨクになってしまった」なんて書いているから驚く。

「気に食わなければサヨク」って、
もはやこすりすぎて古びたネットの古典芸にも思えるが、
高市早苗の国会答弁の意味も、
それを具体的・現実的に読みとって、多くの人にわかるような解説を
まじえながら危険性を示唆したブログの文章も、
正確に読解することができないのだろうか?

高市首相の「台湾有事は日本の『存立危機事態』になりうる」
という発言は、
「中国が台湾に侵攻したときには、『集団的自衛権』が発動して、
日本は中国と戦争しなければならない」
という見解を公式の場で示したということだ。
しかも独断で。
つまり、首相の独断で、日本は、中国と戦争をするのかどうか

という超重大な話に突っ込んでいるということだ。

それを受けて、議論する姿勢も覚悟もなく、
「高市早苗を批判するなんてけしからん!」の一点張りで、
“イケイケドンドン”してしまう、その狂った軽率さ!
本当に『戦争論』で目を覚まされた人なのか??
米軍の前で、トランプ大統領に肩を抱かれて、
ぴょんぴょん飛び跳ねる高市早苗にノックアウトされただけでは?
本当に戦争がはじまるまで、そのヤバさに気がつかないんだろう。

 

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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