高市早苗首相の「台湾有事」発言に対する辻元清美衆院議員の論評が話題を呼んでいます!
高市首相が国会で台湾有事について行った
「”戦艦”を使って、武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうるケースだ」
という答弁について、辻元氏はxに以下のようにポストしました。

https://x.com/tsujimotokiyomi/status/1988466197244112933
論点は3つ。要約すると
➀ 現在、世界に「戦艦」は存在しない
② 集団的自衛権の発動は「国連加盟国」が対象であり、台湾はそれに当たらない
③ 安保法制では「台湾から日本が援助要請を受けて集団的自衛権を行使」を想定していない
ということで、実に明快!
法律上、現行の安保法制では台湾有事が日本の「存立危機事態」となり「集団的自衛権」を発動できるとはなっていないのです!
さらに、この指摘もごもっとも!
「公式の場で特定の国や地域を明示して「これから武力紛争になったら、うちの国も参戦します」と事前に発言する首脳がいるだろうか。」
「最悪の場合、中国と戦争もありうる」と思っている人は多いかもしれないが、だからといってそんなことは、首脳が公言していいことじゃありません。
高市早苗は、床屋談義と首相の国会答弁の区別もついていない!
これは実に危険なことです!
辻元氏の指摘は実に簡潔で論理的。
ネトウヨはこれに対して「じゃあ、台湾はいざという時に見捨てろというのかー!」という駄々っ子みたいな反応しかできないようです。
個人的には、台湾は国連加盟国になってほしいし、中国に飲み込まれるようなことは絶対にあってはならないと思います。
しかし、それと現行の安保法制が台湾有事を日本の「存立危機事態」としていないという事実は別問題。
それと反することを首相が独断で国会で答弁したのは大問題です!
台湾を守りたいなら、そのための用意を別に始めるしかないわけで、何もせずに勇ましげなこと言ってたって、何の意味もありません!




















