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2025.12.7 07:00政治・経済

<本家コロナ真理教の人々⑤> 【人流制限に意味はあったのか】

<本家コロナ真理教の人々⑤>byカイジロウ

【人流制限に意味はあったのか】

 

 

 コロナ禍では人流制限という聞き慣れない言葉が幅を利かせ、県境に「今は静岡に来ないで」と看板を掲げるなどの愚行が見られました※①。スーパーの食材の産地を見ただけで物流停止など不可能と分かりますし、人の消えた街の光景が報道されても、電車のダイヤは通常通りでした※②。私は「この人達は一体何をやっているんだろう?」と絶望的な気持ちで見ていました。

 2021年には野生の鹿がコロナに集団感染していることが報告され※③、これはコロナの空気感染を示唆し、手洗いだの黙食だの人流制限だのの感染対策が全て無駄である事を示します。しかし科学的事実が顧みられることはなく、人は無批判に感染対策ごっこに終始しました

 ロックダウン(LD)が日本で実現出来なかったのは法的根拠がないからです※④。一時期2類だの5類だのとヒステリックな議論がありましたが、そもそもエボラのような1類でもLDは出来ません。そしてその背景は感染症法の序文に書かれており、つまり我が国はハンセン病の人権侵害を強く反省したから出来ないのです※⑤。そんな日本がコロナ禍で採ったのは法的根拠がないまま相互監視と同調圧力で自粛させるという実に日本的なやり方でした※⑥。当時は緊急事態条項の議論もありましたが、今後の議論には米国のようなLDを行った国が、施策は有害でしかなかったと総括している事実が顧みられるべきです(新シリーズ号外⑨※⑦)。

 ところで緊急事態宣言という国家の一大事に、ノーマスク会合どころか大宴会まで行っていた不届きな集団があります※⑧。実は私も参加したクチですが、ここだけの話、ここからコロナ死者が出たという話はありません

 今後法整備がなされ、日本はLDを行う国になるでしょうか。私はならないと思います。なぜならそんな強制を望む団体が存在しないからで、その事情は医者も製薬会社も同じだからです。病院に誰も来なくなったら医者は生活出来ませんし、製薬会社もワクチンが売れなくなります。ワクチンというのは人々が自由に動き回れる世界で、居酒屋で大騒ぎするような不埒者がいるからこそ、臆病者の恐怖を駆り立てて売れる商品です。LDは感染封じ込めが期待できないばかりか、そもそも医学利権者ですら望まない施策なのです。

 

※①)「いまは静岡に来ないで」 観光スポット駐車場を相次ぎ閉鎖(産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20200429-MTJPHOU7VBJNLNQ5PPVNPV7BKY/

 

※②)緊急事態宣言 新宿も人出少なく 歌舞伎町では帰宅呼びかけも(NHK)https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200408/k10012374011000.html

 

※③)野生のシカの4割に新型コロナの抗体、集団感染の可能性、米国https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/080400390/

 

※④)第74回なぜ日本はロックダウンをできなかったのか?(ヒューモニーインターナショナル)https://humonyinter.com/column/med/med-74/

 

※⑤)感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(厚労省)
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=79998826&dataType=0&pageNo=1

 

※⑥)「政府も野党も何してたんだ」 再び発令された緊急事態宣言に倉持麟太郎弁護士が警鐘(弁護士ドットコム)https://www.bengo4.com/c_18/n_12301/

 

※⑦)COVID-19パンデミック後の対応レビュー:学んだ教訓と今後の道筋 最終報告書(米国下院)https://oversight.house.gov/wp-content/uploads/2024/12/2024.12.04-SSCP-FINAL-REPORT-ANS.pdf

 

※⑧)DOJOの100年(ゴー宣DOJO)
https://www.gosen-dojo.com/event/

 

『コロナ真理教の人々』『新コロナ真理教の人々』全リスト

<本家コロナ真理教の人々>
⓪ご挨拶
➀感染症専門家たち
②科学的見地からのマスク
③恐怖ポルノとしてのマスク
④モラルとしてのマスク

 


 

 

いわゆる「コロナ対策」というものは、結局は
「やってる感」だけあって、実は何も効果がない、
むしろ害のあることばっかだったわけですが、
その時の政権が「やってる感」だけあって、
実は何も効果がない、むしろ害のあることばっか
やってた安倍政権だったというのも、
なんとも不幸なめぐりあわせでした。

誰もコロナの総括もせず、
安倍政権の総括もしないのだから、
同じ過ちは何度でも繰り返されます。
現に、安倍晋三の「劣化コピー」といわれる
高市早苗が首相になってしまって、
失敗だったことが明らかな安倍の政策を
また繰り返そうとしているわけです。

高市政権、絶対に短命に終わらせなければ
ならないと強く思います。

ゴー宣ジャーナリスト

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