1月23日、靖国神社にて第12回英霊慰霊顕彰勉強会。
第1回からずっと進行、総括を担当している。
今回のテーマは「現代における戦没者の追悼はいかにあるべきか」。
講師はジャーナリストの桜林美佐さんと笹幸恵さん。
女性講師だけの勉強会は初めて。
講師の年齢も一番若い。
テーマと講師は毎年、私から提案申し上げている。
当日の参加者は約300名。
その半数は40代以下だった。
お二人には、戦跡を訪ねた体験や、戦友や現役自衛官へ取材などを踏まえて、優しく熱く語って頂いた。
遺骨収集を巡っては、やや異なる立場も示された。
お陰で充実した緊張感のある勉強会になり、参加者のアンケートを見ても大変好評だった。
「戦争終結からこんなに歳月を経て、未だに戦没者の追悼はいかにあるべきかなんてことを議論しなければならないような国が、世界中のどこにありますか。こんなテーマが成り立つこと自体、日本の異常さをしめしているんです!」。
まさに至言。
しかし、笹講師のこの発言に、そこまで深く考えもしないでテーマを提案した私は、身の縮む思いだった。