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みなぼん
2011.11.4 02:39政治・経済

TPP 「農協=既得権益者=抵抗勢力=悪」?

よしりん先生の
登場です
絵文字:重要
絵文字:重要



昨夜のNEWS23で

「TPPで『農業が全滅』は本当?」
「巨大組織『農協』に異論も


という特集が組まれていました。

昨日のブログで書いた通り、
やはり来たかという手法です。

「TPP反対の農協 VS 賛成派の個人農家」

という構図を作って、
TPPに断固反対している
農協は「悪」という印象を
視聴者に植え付ける手法です。

番組では、
個人でイチゴやコメを上海などに
販売している農家は「善」
となっていて、

「国内農業の活性化には
 TPP参加が必要」

という証言を
引き出していました。

農協が弊害化していると言う
個人販売農家、
選挙の票目当てで
農協の署名活動に応じる政治家、
農協は関税撤廃で
農産物の価格が下落し
販売手数料が減るから
組織防衛しているだけ等々、

「農協=既得権益者=抵抗勢力=悪」

といういつか見た構図が
再現されました。

小泉構造改革のときも
特定郵便局長の団体が
「既得権益者」 とされ、
「抵抗勢力」 とされ、
「悪」 とされましたね。

農家も農協を通さず、
個人の知恵と工夫と競争力で、
農産物を海外にまで
売っていく活力を
持つ人もいるでしょう。

そういう農家は強者です。

わしは漫画の世界で
食ってきましたが、
徹底的な弱肉強食、
市場絶対の世界です。

何万、何十万という
漫画家がデビューして、
生き残るのはほんのわずか。

今日、わしは
秋本治と対談しますが、
小林よしのりや秋本治のように、
35年も描き続けている
漫画家が一体
何人いるのでしょうか?

市場原理主義、
弱肉強食の世界には、
死屍累々と横たわる
圧倒的多数の敗者がいることを、
わしはよく知っています。

しかし
漫画界や芸能界などは、
しょせんあってもなくても
いい世界です。

何万人の才能がつぶれようが、
一般人の命や健康には
何の障害もない。
漫画界そのものがつぶれようと
誰も困りはしません。

しかし農業はどうでしょうか?

果たして
農産物というものが、
市場万能主義、
弱肉強食の世界に
なじむのでしょうか?

農産物は
工業製品の部品のように、
一定量の生産を、
需要と供給を計算して、
ほぼ確実に生産・流通
できるものでしょうか?

農産物を工業製品のように
扱ってもいいものでしょうか?
農産物は人の健康や命と
直結しているものではないですか?

農協に依存しない
個人農家の人たちは
逞しくてえらいとも思いますが、
農業全般のことを
考えてくれているでしょうか?

TPPにおいては、
農業以外の分野のことも
考えてくれているでしょうか?
自分さえ儲かればよいという
エゴイズムに嵌ってないと
言い切れるでしょうか?

わしは
個人農家=自由競争主義者=善
という見方に
大きな疑問を覚えます。

 
 
 
みなぼん

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