ゴー宣ネット道場

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笹幸恵
2014.6.15 14:07

忍耐?

日曜夜10時の電車内。

家路を急ぐ人々で

それなりに混んでいた。

 

すると突然、ドア付近にいた人たちが、

停車駅でもないのに大移動を始めた。

皆、こっち(通路の奥)にまで入り込んでくる。

 

「????」

 

皆が去ったドア付近には、
一人の男が
もたれかかっていた。

そして足元にはゲロ!!!

 

こいつ、立ったまま吐いたのだ。

それで皆が避難したのだ。

しかも私の隣では、ゲロの襲撃に

あった男性が無言のうちに

脚やカバンを拭いている。

 

うう、一瞬先は闇だ。

何が起こるかわからない。

しかしこの男性は立派だ。

ヤツを責めるでもなく、

ゲロにも負けず、

好奇の視線にも負けず・・・

 

ゲロ男は、うつろな目で周囲を見渡し、

状況を把握したのか

停車した次の駅で降りた。

自分のゲロに足を滑らせながら。

 

誰も声をあげない。

黙ってゲロ臭の充満する車内で耐える。

 

うん、忍耐だ。

 

いや、違うだろ。

私はその次の停車駅で、早々に

車輌を移動した。

 

どうでもいいけど、衝撃的だった。

 

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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テーマ: 「愛子皇太子の可能性」

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