ゴー宣ネット道場

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切通理作
2014.7.29 14:41

危ないのは一体誰なんだ

いよいよ明日は次回道場の締切りです。

 

危ない日本語は、つまり危なくない日本語に粉飾されてるということなので、これを読み解くにはリテラシーが必要ですね。

 

児童ポルノ法案についても、小林さんから話題に出されてから、考えています。

 

僕は従来、児童に性的いたずらをしたり、ポルノ産業に従事させたりすることはもともと違法なのだから、直接の被害があるわけでもない、漫画やアニメで色恋を演じる登場人物が少女っぽく見えるというぐらいのことで規制したり、あるいは児童ポルノの単純所持だけで罪に問えるなどの罰則規定を増やしても、それは表現規制や別件逮捕の口実を増やすだけだという認識でした。

 

まさに「児童ポルノ法案」という言葉こそが、児童を守るという口実の有害法案、危ない日本語だと思っていたのです。

 

しかし先日の岡山県倉敷の児童誘拐監禁事件の報道に接して、考えが変わりました。初めから確信犯的に、窓のない密室を用意して、少女を監禁しようと狙っていた人間がいる。

 

児童を見る目が怪しいと、地域からマークされていたその人物の行動を、結局止められなかった。と同時に、地域の人々がマークしていなかったら、児童の発見がもっと遅れていたかもしれない。

 

たとえば違法な児童ポルノを所持していたなどの前歴がデータ化されていれば、児童が失踪した時、近くに住んでいる人間の中から当りを付けやすくなるのではないかと思いました。

 

他人に対して警戒心を持ち、自己防衛するという意識があって初めて、安全が守られるのであって、ただ法律があるからではない。子どもたちを守るためにどうしたらいのかという現場に即してものを考えなければならない。

 

そんな事態に、萌えアニメや萌えマンガのオタクたちが、自分たちの楽しみが減らされるという防衛意識だけに凝り固まって、オタクに濡れ衣着せるなー、と「表現の自由」をひたすら主張するだけでは、片手落ちなのではないのかと。

 

と同時に、他人を見れば疑えという価値観が、同じ地域の人間ですら信用出来ないという社会を生みだしているのだとしたら、これはいたちごっこだなとも思います。

 

佐世保の高一殺害事件では、被害者である少女の友達であり、事前に親も知った上で会う約束をしていた女子によって残酷に殺されるという、もはやどう防衛していいかわからない事態になっています。

 

性犯罪も、もともと友人知人など親しい間柄で起こる率の方が、まったくの他人にいきなり襲われる率よりも高いと言われています。

 

そう考えると、いったいどう考えたらいいか、途方に暮れてしまいます。

 

よそものだから信用できない、知り合いだから信用できる……というのではない、リテラシーが必要になってくる。いや、安易に「リテラシー」なんて言葉に頼ってる自体、「危ない外来語」なのかもしれません。

 

当日の道場では、何が危なくて何がまっとうなのか、判断する自分自身の主体こそが問われそうです。


 (応募要項)

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
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reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。

 道場参加申し込みフォーム

なお今後は不定期開催となるため、
往復ハガキでの応募は中止させて頂きます絵文字:重要絵文字:記念日

応募〆切 は 平成26年7/30(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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