産経新聞(8月16日付)
日本大学教授の百地章氏の一文が載
ポイントは2点。
(1)女性宮家の問題点の指摘。
(
皇室のご公務を支えられる方
(2)は、
と重なり、
すでに繰り返し指摘して来た。
そこで、ここでは(1)について簡単に触れるにとどめる。
氏の立論中、問題点として注目しておくべきは2点。
〈1〉
〈2〉
不安
恐らく、これらが女性宮家否定論の“切り札”なのだろう。
だが率直に言って、これらが何故、問題点になるのか。
不思議だ。
まず〈1〉。
これについては、百地氏ご自身、かねて
「
ということもあり得る」
(『憲法の常識
にも拘らず、
「女系天皇の誕生につながりかねない」ことが何故、
不思議だ。
次に〈2〉。
正式なご結婚を「介して」いる以上、「突然」「入り込んでくる」
民間でも、
普通「突然」「
皇室の場合、
皇族や三権の長などで構成される皇室会議の議を経る、
これでも「突然」「
これまで何方もの民間人女性が、皇室に嫁いで来られた。
これらの妃殿下方も、皆様「突然」「入り込んで」
それとも、民間人「女性」は大丈夫でも、
「
しかし、氏は「蘇我氏や藤原氏の例を考えれば…
と述べておられる。
蘇我氏も藤原氏も、一族の「
外戚としての権勢を振るった、
ならば、今の皇后陛下をはじめ、
勿論、そうではない。
改めて言う迄もないが、
時代が全く違うからだ。
天皇の統治上の権威が再確立した明治以来、
だが、
何故か。
立憲君主制が健全に機能しているからだ。
現在の「
政治権力から距離を置く。
なのに、皇室に留まる女性皇族のご結婚の場合だけ、
お相手は「
存在と見なされるのだろうか。
不思議だ。
この度の百地氏の一文は、女性宮家を否定しようとしても、
結局、
それは、




















