私がいまヘルニアの鎮痛剤として 飲んでいる薬は、相当強烈らしい。 「この上のレベルになると、もうモルヒネしかない」 ホントなのか冗談なのかわからないけど、 誰かからこう脅された。 飲まなきゃ日常生活が送れないから飲むけれど、 こんなものずっと飲み続けていて 身体にいいはずがない。 神経の痛みをマヒさせるから、 日中もダルさが続く。 薬の量がピークだったときは、 気持ち悪さが半端なかった。 ひどいときは2時間近く、身体が 思うようにならず横たわっていた。 便秘にもなるから、便秘薬も追加する。 痛みで眠れないときは睡眠薬も飲む。 要するに薬の副作用を軽減するために 薬を飲む状態。 移民問題もまた同じだ。 労働力不足という国家の痛みに対して 「外国人労働者」という劇薬を投入する。 一時期はホッと肩をなでおろすことができる。 なんとか産業が回っていくような錯覚さえ覚える。 でも、その先は? 劇薬であればあるほど、副作用は強い。 そのひずみは、あちこちで出てくるだろう。 ヘルニアの痛みが治まったら、私は体幹を鍛える。 「体内コルセット」をつくっていくよりほかに、 ヘルニアの再発を防ぐ手立てはないからだ。 同じように、労働力不足の問題だって 長期的な視野で国家の体幹を鍛えなければ、 根本的な解決にはならない。 付け焼刃の対症療法では、いつか、きっと モルヒネに手を出す。 いや、もしかしたら、今の入管難民法改正案こそ モルヒネかもしれない。 次回道場は「移民と人権とナショナリズム」を テーマに開催します。 国家の大きな曲がり角、共に考えていきましょう! 申込締切まであと2日。 お忘れなく! 参加申し込みはこちらをクリック
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