ライジング・コメント欄から
ご意見紹介です！

トッキーさんのブログ記事の「ＳＰＡ！の校閲者は、男系派らしい。」を拝見して呆れました。筆者名を出さない匿名の無料の読み物記事だとか、最初から男系固執派の媒体に載せるための文章ならいざ知らず、小林よしのりという尊皇派の双系論者が、かつて女系継承があったという論を展開している作品に対して「草壁皇子は天武天皇の子なので元正天皇は男系の女性天皇になるのでは？」なんて指摘を入れるとは。読解力がなさすぎて校閲者としても無能ですし、そもそも越権行為です。

元正天皇は父の草壁皇子から天武天皇という男性天皇に血筋が繋がるというだけで、皇位を受け継いだのは母の元明天皇からなのだから、女系の女性天皇と書くだけの正当な理由があります。つまり、作者である小林先生の誤認や間違いではないのだから、上記は不要な指摘です。
第一、内容そのものに踏み込み、根本から書き換えなければならないような指摘をポイっと入れるなんて、単なる自身の思想や好みに基づく余分な指摘であり、越権行為と言われても仕方がありません。プロの校閲としては失格です。

しかも、同じ雑誌の倉山満のコラムは、皇室に関しては（皇室に関するもの以外読んだことがないので分かりませんが）毎回明白な間違いだらけで、しかも破綻だらけの支離滅裂な文章なのだから、余計に筋が通りません。倉山は以前、美智子様のことを皇太后や大后と書いたり、紀子様のことを東宮妃と書いたりしていましたが、これらはお二方には適用されていない敬称であり、明らかに事実に反しています。ゴー宣には論旨を無視した揚げ足取りのような指摘を入れておきながら、倉山に対してはなぜこんな明白な誤りをそのまま放置して掲載しているのか、理解できません。

また、高森先生がブログで指摘されていた「皇室の祖先は天照大御神ではなくイザナキだ」というのも倉山の勝手な願望、いや妄想でしかなく、もしこの記述を真に受けて他人に吹聴したら恥をかくレベルの間違いです。

間違い以外にも、「神武天皇の伝説から現代まで、皇女と皇族は違う。」だとか、「男が皇后になれないのは差別か？」だとか、倉山の書く文章はそもそも日本語ネイティブなのか疑いたくなる酷さですが、こういう悪文を読みやすく修正する提案をしてあげることの方が、よほど校閲の本来の職務だと思います。

SPA！の編集部は皆男系固執派でゴー宣を目の敵にしているのか、倉山のコラムを一から手直ししていたらキリがなくて時間の無駄だから、何を書こうがはなから諦めて放置しているのか、一体どちらなんでしょうか。
（mantokunさん）

ＳＰＡ！の校閲は、倉山満の原稿に書かれていることは全て正しいと思って、チェックを通しているのか？
それとも、倉山満の原稿は校閲免除の特別扱いでも受けているのか？

これは非常に重要な問題です。
曖昧には済まされないことだと思います。