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2024.1.18 09:00ゴー宣道場

<コロナ真理教の人々㉕>【誤解:健康であればあるほどよい】

<コロナ真理教の人々㉕>byカイジロウ
【誤解:健康であればあるほどよい】

 

それは必ずしも正しくありません。
確かに健康は望ましい状態ですが、健康=善ではありません
コロナ禍のワクチン・マスクファシズムは「人は健康でなければならない」という信仰の先に起こった問題です

『健康帝国ナチス』(草思社)という興味深い本があります。
この本ではファシズムの本家ナチスが、反タバコ運動やガン撲滅運動、アスベストや発癌性農薬や食品着色料の禁止を行ったことが詳述されていますが、この事実は私たちを戸惑わせます。ナチス=全否定の刷り込みに対し、今から見ても先駆的な取り組みを行っていたことが、私たちに受け入れがたいからです。
でも確かにチャーチルと言えば葉巻ですが、ヒトラーの煙草像は思い浮かびません。実際彼は煙草を嗜まないどころか酒も飲んでいなかったと言われます。

ナチスが予防医療を重視して一斉検診を行い、診察し、登録し、分類する統計管理主義を推進した背景に「健康でなければ人間ではない」という思想が横たわっているのは想像に難くありません。
家畜を管理するがごとくの監視・管理社会は優生思想と相性のよいものであり、もちろんこの先にホロコーストがあった訳です。

アイヒマンの凡庸な悪も頷けることで、彼は本当に任務に忠実な官僚であっただけなのです。
我々は「健康であるほど良い」という考えと、「健康=義務」という考えの間に、さほどの隔たりがないことに気付くべきです。

我々は大量虐殺を許さない倫理観を持っていますが、一方で現在、大勢の接種後死亡や健康被害に耳を塞いでいます。
ゲシュタポの横暴を見て見ぬ振りしたドイツ市民と私たちの間の違いはどこにあるでしょうか?
「人類同胞に対する最大の罪は無関心であること」とはバーナード・ショーの言葉です。

 

<参考文献>
『健康帝国ナチス』ロバート・N・プロクター(草思社)

 

コロナ真理教の人々〈第1シリーズ〉
庶民が医学に疑問を持たねばならない
医学は科学ではない
医学の常識は歴史と共に変わる
医学は宗教に近い
人は信じたいことを信じる
医学と闘うために
誤解:コロナは恐怖の殺人ウイルスである
誤解:超過死亡は出ていない
誤解:死亡が増加しているのはコロナのせい
誤解:ワクチンがコロナを抑え込んだ
誤解:未知のウイルスだから最初は分からなくて当然
誤解:今更コロナを振り返っても意味ない

コロナ真理教の人々〈第2シリーズ〉
⑬誤解:コロナワクチンで薬害は起きていない
⑭誤解:そんなに酷い薬害ならマスコミが騒ぐはず
⑮誤解:ワクチン効果は、打つまで分からなかった
⑯誤解:ワクチン有効率95%はスゲエ
⑰誤解:コロナワクチンは感染を防いだ
⑱誤解:コロナワクチンは死亡を防いだ
⑲誤解:それでもワクチンは感染死亡を防いだ
⑳誤解:ワクチンは集団免疫達成に必要だった
㉑誤解:mRNAワクチンは救世主の技術だ
㉒誤解:mRNAワクチンは安全だ
㉓誤解:でもインフルワクチンは効いているでしょ?
㉔誤解:でもワクチンで天然痘が絶滅したでしょ?

 

 


 

【トッキーコメント】
玉川徹は「健康オタク」と言われ、健康であるためにありとあらゆる情報を集めている人ですが、その男がコロナ禍においては全国民のPCR検査を主張し、徹底的な管理・監視社会を作ろうとした事実は決して忘れてはいけないことです。
これこそ、健康至上主義が容易にナチズムと結びつくという、何よりの実例です。

 

 

 

 

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