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2017/04/21

徳ヲ樹(た)ツルコト深厚ナリ

Tweet ThisSend to Facebook | by 高森
明治天皇の「教育勅語」の冒頭は次のように始まる。

「朕(ちん)
惟(おも)フニ我カ皇祖皇宗(こうそこうそう)
国ヲ肇(はじ)
ムルコト宏遠(こうえん)ニ徳ヲ樹(た)ツルコト
深厚(
しんこう)ナリ」と。

これは、皇室の歴史への回想に他ならない。

皇室の祖先が日本の国を始められたのは遠い昔に遡り、
以来、
代々にわたり「徳」を大切なものとして尊んで来た、と。

天皇は「
存在」するだけで良いと言い放つ、保守論者がいる。

彼らの言説は、これを「能力主義」と批判しているに等しい。

彼らは教育勅語を敬っていたのではなかったか。

中身も読まないで、
又は読んでも理解できないまま、
敬っていたのか。

なお「徳ヲ樹ツルコト深厚ナリ」
の史実の一端は、
辻善之助「聖徳録」など参照(
今の保守論者には、
「聖徳(せいとく=天皇のお徳)」
という言葉自体を知らなかったり、
忘れ果てた者もいるのではないか)。

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