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2017/04/20

有徳と有能

Tweet ThisSend to Facebook | by 高森
ご譲位を受け入れるか、否か。

それは2つの天皇像の対立だった。

「国民に寄り添う」天皇か、
「国民と無縁な」天皇か。

天皇陛下ご自身は前者の天皇像を長年、
全身全霊で追求し、
実践して来られた。

皇太子殿下も秋篠宮殿下も同様。

勿論、
圧倒的多数の国民もそのような「天皇」にこそ、
素直な敬愛の念を抱いているだろう。

これは“能力主義”
だという批判がある。

国民から孤立した一握りの保守論者らの言い分だ。

でも全く見当外れ。

誰も天皇が「有能」
であることなどは求めていない。

有能な政治家や官僚ならいくらでもいるだろう
そんなことはないか)。

それらを凌駕したり、
それらと張り合うような
「能力」など、
国民は天皇に期待していない。

有能な者らが十分その能力を発揮できる前提となる社会的条件を、
根底で支えるのが皇室の役割。

その皇室がこれまで長く存続してきた背景の1つは、
「有徳」
の天皇が多くおられた事実による。

今の天皇陛下も、
自ら徳の有る君主であろうと、
努めておられる。

徳とは何か。

善い行いをする性格」
「身に付いた優れた品性」
他人を敬服させる人格の力」
などを指す。

それが皇室の伝統の大切な核心だ。

有徳と有能を混同する
な。

08:00