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2024.3.28 07:00ゴー宣道場

<新コロナ真理教の人々④>【医学は本当に宗教なのかⅠ】

<新コロナ真理教の人々④>byカイジロウ
【医学は本当に宗教なのかⅠ】

 

 ブログの中で最も手応えがなかったように思われるのは、医学は宗教という主張でした。確かに一般人の私が「医学は宗教」と言い募っても、「君が誰かに洗脳されているだけだろう」という反応になるのが当然です。

 ここでは自粛マスク蛋白マンさんの「開業医の寿命は一般人よりも短い※①②」という指摘を挙げます。その原因について、医学者はもちろん「激務だから働き方改革ですね」などと適当を言うわけですが、普通に考えて医者は自らに対して医療的処置を施す結果、寿命がより短くなっていると考える方が自然です。
①自粛マスク蛋白マンさんのTwitter
https://x.com/1A48wvlkQc6mVdR/status/1591648259990519809?s=20

②開業医は長生きできない(日経メディカル)
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/201903/560315.html

 

 たとえ話をします。
「あるところに水銀先生という医者がいました。水銀先生は水銀による健康療法を確立し、どんな病気にも薄めた水銀を処方しました。患者の中には体調を崩す人もいましたが、治る人もいました。水銀先生は寛解事例を挙げて論文を書き、やがてそれは厚労省の推奨医療となりました。看護師の中には水銀の毒性に疑問を持つ者もいましたが、勿論そんなことは口にだせません。何より水銀先生は、自分の体調不良にも率先して水銀を飲んでいるからです。しかしそんな水銀先生も多忙だったからでしょうか。彼は若くして亡くなり、周囲の人々は若すぎる名医の死を悼みました」
※)参考資料:毒としての水銀(環境省)
https://www.env.go.jp/content/900414796.pdf

 お分かりでしょうか? ここには陰謀も企みもなく、ただ善意の人物が登場するばかりです。そして後に水銀療法の誤りが明らかになっても、死者への冒涜を理由に水銀先生への糾弾はタブー視され、遺族の訴訟も「死んだ人が帰って来るわけではない」と及び腰になります。そして薬害はまた一からの繰り返しになるのです。

 ここで『戦争論』で戦後の自虐史観をひっくり返した小林先生の言葉を出す必要があります。「洗脳されている自覚はない。そうだろう? それが洗脳だ」
 オウム事件や9.11を経て、私たちは信心だけで殉死するカルト宗教の恐ろしさを学びましたが、医者もまた同じように自らの命を医学のために差し出しています。そして健康の専門家であるはずの医者の寿命が短い現状に、誰もが疑問を抱かないのです。カルト宗教は、異常なことを異常に思わないことから始まります。既にこうした実態が日常化している現代において、医学信仰への闘いは、絶望的なほどに勝ち目がないのです。

コロナ真理教の人々〈第1シリーズ〉
庶民が医学に疑問を持たねばならない
医学は科学ではない
医学の常識は歴史と共に変わる
医学は宗教に近い
人は信じたいことを信じる
医学と闘うために
誤解:コロナは恐怖の殺人ウイルスである
誤解:超過死亡は出ていない
誤解:死亡が増加しているのはコロナのせい
誤解:ワクチンがコロナを抑え込んだ
誤解:未知のウイルスだから最初は分からなくて当然
誤解:今更コロナを振り返っても意味ない

コロナ真理教の人々〈第2シリーズ〉
⑬誤解:コロナワクチンで薬害は起きていない
⑭誤解:そんなに酷い薬害ならマスコミが騒ぐはず
⑮誤解:ワクチン効果は、打つまで分からなかった
⑯誤解:ワクチン有効率95%はスゲエ
⑰誤解:コロナワクチンは感染を防いだ
⑱誤解:コロナワクチンは死亡を防いだ
⑲誤解:それでもワクチンは感染死亡を防いだ
⑳誤解:ワクチンは集団免疫達成に必要だった
㉑誤解:mRNAワクチンは救世主の技術だ
㉒誤解:mRNAワクチンは安全だ
㉓誤解:でもインフルワクチンは効いているでしょ?
㉔誤解:でもワクチンで天然痘が絶滅したでしょ?
㉕誤解:健康であればあるほどよい
㉖誤解:製薬会社は人々の健康のために創薬している
㉗誤解:行動制限に意味はあった
㉘誤解:病院に行くほど健康になる
㉙誤解:マスクに感染防止効果はある
㉚誤解:マスクに効果がなくても念の為にした方が良い
㉛誤解:でもマスクに害はないでしょ

コロナ真理教の人々〈第3シリーズ〉
㉜誤解:でも健康診断は身体のためだよね?
㉝誤解:日本の研究者は誠実で優秀
㉞誤解:薬害は推定無罪であるべき
㉟誤解:人工ウイルス説なんて陰謀論
㊱誤解:人工ウイルスの目的はビルゲイツの人口削減
㊲誤解:反ワクって非科学の一枚岩で気色悪いよね
㊳誤解:接種したが副作用がなかったから大丈夫だ
㊴誤解:シェディングは陰謀論
㊵誤解:DNA混入問題はデマ
㊶誤解:mRNAワクチンにDNAが入る筈がない
㊷誤解:レプリコンは明治製菓の新しいお菓子?
㊸誤解:私の主治医は魅力的だから医者は信用できる
㊹誤解:医学者というプロが間違う筈がない
㊺パンデミックが終わるとき
㊻最終回:日本でコロナ騒動が長引いた理由

新コロナ真理教の人々
➀超過死亡
②過少死亡と病院経営
③コロナワクチンは終わるのか

 

 


 

 

「医学は科学ではない」「医学は宗教に近い」というのは本シリーズで最初に掲げている基本の主張であるわけですが、それが最も反応が鈍いということ自体が問題であるような気がします。
「水銀先生」の例えは、突飛に聞こえるでしょうか?
だとしたら、リンクを張っている日経メディカル記事中の、開業医が早死にする原因を「過酷な労働」のためと最初から決めつけている、岐阜県保険医協会会長とは、どこが違うというのでしょうか?

「医学は本当に宗教なのか」は3回シリーズです。本日より3日間連続で掲載します。(時浦)

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